LastUpDate 2021/05/03

関係代名詞

関係代名詞とは

2つの文をくっつける接続詞と、代名詞の働きをする語で、名詞を詳しく説明するときに使われる。
中学英語で習う関係代名詞はwho, which, that である。
I have a friend. 「私は友達がいる。」
この文の「友達」をさらに詳しく「アメリカに住んでいる友達」とする場合
関係代名詞 who を使った節で friend を後から修飾する。
I havea friendwho lives in America.修飾される名詞関係代名詞

関係代名詞の節が名詞を修飾する。
関係代名詞は、節の先頭になる。
節を入れる位置は、修飾される名詞の直後「後置修飾」

【例文】
I know the girl who took this picture. 私はこの写真を撮った少女を知っている。
The man who wrote this book is my uncle. この本を書いた男性は私のおじだ。
This is a computer which I bought yesterday. これは私が昨日買ったコンピュータだ。

関係代名詞の種類

 関係代名詞は、修飾される名詞(先行詞)の種類と、節の中での関係代名詞の格によっていくつかの種類がある。
「人」を説明するときには who を使う。
The boy who has blue eyes is Mike. 「青い目をしているその少年はマイクだ。」

「(人以外の)もの」を説明するときには which を使う。
This is a bus which goes to Tokyo. 「これは東京へ行くバスです。」
The story which he told me was interesting. 「彼が私に話した物語は面白かった。」
 修飾される名詞主格目的格who(またはthat)that(人以外の)ものwhich(またはthat)which(またはthat)
人の目的格のwho,whomは中学で出てこないのでthatで代用する。

関係代名詞 選択 チェックテスト
それぞれの文で適切な関係代名詞を選んでクリックせよ。 Mr. Brown is a scientist (who, which) lives in this city.-who Kenji has a dictionary (who, which) was made in America.-which This is the letter (who, which) I wrote last week.-which I know the girl (that, which) Ms. Green teaches English.-that


主格の関係代名詞

節の中で関係代名詞の役割が主語のときが主格である。
The man who teaches us English is from Canada. 私達に英語を教える男性はカナダ出身だ。
man(先行詞)を修飾している節が 「who teaches us English」 である。
who(関係代名詞)はこの節の中で主語の役割なので 主格の関係代名詞 という。


I know the man who wrote this book. 私はこの本を書いた男を知っている。
who が 節 「who wrote this book」の主語の役割である。

The tree which stands by the road is very old. その道路のそばに経っている木はとても古い。
whichが節「which stands by the road」の主語の役割である。

This is the book which made me happy.  これは私を幸せにした本だ。
whichが節「which made me happy」の主語の役割である。
【例文】
The man who is walking over there is a famous scientist. 向こうを歩いている男は有名な科学者だ。
Ms. Green is a teacher who is liked by many students.グリーンさんは多くの生徒に好かれている先生だ。
The train which goes to Osaka hasn't come yet.大阪行きの電車がまだ来ない。
This is a cake which was made by Aki. これはアキによってつくられたケーキだ。

 

2文を1文に(主格)

The girl is from Canada.・・・①
She wrote this letter.・・・②
②の文のSheが①の文のgirlを指しているのでgirlが修飾される名詞となる。
①の文の語順は変えずにgirlの直後に節を入れる。
 Thegirlisfrom Canada.
そのときに②のSheを関係代名詞whoにかえる。
The girl who wrote this letter is from Canada.

The girl is from Canada.She wrote this letter.Thegirlwho wrote this letteris from Canada.
【確認】
各組の文を関係代名詞を用いて1文にする。
Yakushima is an island.  It has many kinds of plants and trees.
Yakushima is an island which has many kinds of plants and trees.
The people recycle many things. They live in this town.
The people who live in this town recycle many things.

関係代名詞(主格) チェックテスト
各組の文を関係代名詞を用いて1文にせよ。 Mr. Green lives in a large house which has a wonderful garden.*Mr. Green lives in a large house. It has a wonderful garden.^ do you know any students who can play soccer well?*Do you know any students? They can play soccer well.^ the girl who is waiting for Tom is Betty.*The girl is Betty. She is waiting for Tom.^ the building which has a red roof is a city hospital.*The building is a city hospital. It has a red roof.

和文英訳(主格)

日本語から英語にする場合 日本語で主語、述語の関係や修飾、被修飾の関係をはっきりさせる。

主語、述語だけで英文を作る。

修飾される名詞の直後に節をいれる。節の先頭は必ず関係代名詞にする。
「ケンは音楽が好きな少年です。」
日本語の主語は「ケンは」、述語は「少年です」
これだけを英文にする→ Ken is a boy.「ケンは少年です」
残った修飾語「音楽が好きな」は、「少年」を修飾するので節はboyの直後に入れる。

Ken is a boy who likes music.


「その国で話されている言語は英語です。」
主語は「言語は」、述語は「英語です。」↓
The language is English.「言語は英語です。」
「その国で話されている」が 言語(language)を修飾するので直後に節を入れる。

The language which is spoken in that country is English.

関係代名詞(主格)並べ替えチェックテスト
日本語の意味になるように並べ替えよ。 Kyoto is a beautiful city which has many traditional buildings.*京都は伝統的な建物がたくさんある美しい都市です。^ Jack has some friends who live in Australia.*ジャックはオーストラリアに住んでいる友達が何人かいる。^ look at the train which has just arrived.*ちょうど到着した列車を見なさい。^ the building which stands near the river is our school.*川の近くに立つ建物は私達の学校です。^ that woman who has blue eyes is our English teacher.*あの青い目の女性は私達の英語の先生です。

目的格の関係代名詞

節の中で関係代名詞の役割が目的語のときが目的格である。
This is a computer which I bought last week. 「これは私が先週買ったコンピューターだ。」
節にするときに、I bought it last week.の目的語itを関係代名詞whichにして節の先頭に出す。

The picture which Ken took yesterday is beautiful. 「ケンが昨日撮った写真は美しい。」
pictureが先行詞で、それを修飾するKen took it yesterday.の目的語itを関係代名詞whichにして節の先頭に出す。

The boy that Ms. Green teaches English is my friend.「グリーンさんが英語を教えている少年は私の友達です。」
Ms. Green teaches him English.の目的語himを関係代名詞thatにして節の先頭に出す。

目的格の関係代名詞は
which(もの)、that(人、もの)である。人の目的格は中学で習わないのでthatで代用する。
また、目的格の関係代名詞は省略できる。
The boy that Ms. Green teaches English is my friend.
↓↓↓
The boy Ms. Green teaches English is my friend. とできる。

【例文】
修飾される名詞が人の場合関係代名詞はthatを使う。 節を入れるのは修飾される名詞の直後
Aki is the singer that everyone knows. (アキはみんなが知っている歌手です)
The man that I saw at the station was very tall. (私が駅で会った男はとても背が高かった。)

修飾される名詞が物や動物のとき、関係代名詞はwhich,またはthatをつかう。
This is the book which I read yesterday. (これは私が昨日読んだ本です。)
The fish which Mike caught was very big. (マイクが捕まえた魚はとても大きかった。)

2文を1文に(目的格)

The book was interesting.・・・①
I bought it yesterday.・・・②
②のitが①のbookを指しており、
bookが②の文で修飾される名詞になる。
①の文の語順は変えずに、修飾される名詞bookの直後に節を入れる。
節では、itを関係代名詞のwhichにして節の先頭に置く。ただし省略できる
The book was interesting.I bought it yesterday.The book which I bought yesterday was interesting.

【確認】
各組の文を関係代名詞を用いて1文にする。
The girl is very cute. Tom likes her.
The girl that Tom likes is very cute.

I want to eat the cake. Yumi makes it.
I want to eat the cake which Yumi makes.

日本語から英語

日本語から英語にする場合 日本語で主語、述語の関係や修飾、被修飾の関係をはっきりさせる。

主語、述語だけで英文を作る。

修飾される名詞の直後に節をいれる。節の先頭は必ず関係代名詞だが、目的格の関係代名詞は省略できる。

例 「ケンが作ったその機械は役に立つ。」
この文の主語、述語は「その機械は役に立つ」。
これだけを英文にすると↓
The machine is useful.

「ケンが作った」が機械を修飾するので、machineの直後に節をいれる。
The machine which Ken made is useful.
または The machine Ken made is useful.


例 「彼はあなたが昨日会った男ですか。」
この文の主語、述語は「彼は男ですか」
これだけを英文にすると↓
Is he a man?

「あなたが昨日会った」が男を修飾するので、manの直後に節をいれる。
Is he a man that you met yesterday?
または Is he a man you met yesterday?

【確認】日本語を英語にする。
ケンは、私の知る最も良いサッカー選手だ。Ken is the best soccer player (that) I know.
彼の持っているコンピュータはとても古い。The computer (which) he has is very old.


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